初詣には神社と寺どっちに行くのが正しい?ご利益があるのはどっち?

初詣。

神社に行けばいいの?

それともお寺に行ったほうがいいの?

 

うちの近所には神社しかないから神社に行けばいいのかな…

でも、有名なお寺に行ったほうがご利益ありそうだし…

 

こんな疑問を持っているあなたに向けて回答します。

そして、一番ご利益があるのはどちらなのか、あなたはご存知ですか?

目次

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初詣には神社とお寺どっちが正解なの?

結論から言ってしまうと…

 

どちらでもOK!

 

なんです…

 

えぇ?!( ゚Д゚)

 

と思われるかもしれませんが、実はこれが日本の初詣なんです。

 

ご自宅にお仏壇と神棚が祀られているように、日本人には【神仏習合】という信仰が一般化され、その習慣にも根付いています。

 

神様のいる神社で1年の平穏無事を祈願してもよし、仏様(ご本尊)のいる寺で祈願してもよし、というわけです。

 


ココに注目!!

 

日本は大陸から伝わった仏教を、古来の神道と融合させ、『八百万の神は人々を救うために現れた仏の仮の姿』として受け入れてきました。(神仏習合)

 

神様たちが協力して人間を守ってくれると考えられているので、神様同士がやきもちを焼くことはありません。

 

また仏教も、最高位のお釈迦(しゃか)様のほかに多くの仏様がいて、それぞれ役割が違います。

 

というわけで、みなさん。大丈夫です。
安心して、はしごしましょう! 

初詣の“はしご”は江戸時代から

寺社を選ばず参拝する習慣も、この日本独自の神仏習合がベースで、どちらに詣でてもよい、ということなのです。

 

 神仏習合とは…日本土着の神祇信仰(神道)と仏教信仰(日本の仏教)が混淆し一つの信仰体系として再構成(習合)された宗教現象。神仏混淆(しんぶつこんこう)ともいう。明治維新に伴う神仏判然令以前の日本は、1000年以上「神仏習合」の時代が続いた。(出典:Wikipedia)

初詣の歴史は意外と浅い?

初詣は本来、地域の守り神や先祖が眠る菩提寺への新年最初のご挨拶のこと。

 

江戸時代には、新年の歳神様が宿る方角(恵方)の寺社に詣でることが流行しました。

 

庶民の間でエンターテインメントとして人気を集めたこの流行が、有名寺社への初詣につながったとのこと。

 

そして実は、初詣が一般化したのは明治以降で、夜中に大挙して初詣に行くようになったのは電車の終夜運転が始まった1950年代以降のことなのです。

 

初詣って、実はまだ新しい習慣なのですね。

鉄道と初詣の関係

初詣は鉄道の普及と深く関わっています。

 

江戸時代には、初詣という言葉はありませんでした。

 

むしろ、元旦に参詣するよりも、縁日などのお参りの方が断然メジャーだったのです。

 

鉄道の誕生によって、都市部の庶民が神社仏閣の参詣のルール(方角や日取り)に縛られずに、行楽を兼ねて郊外へ参詣に気軽に出向くようになりました。

 

それまでの参詣は、交通手段が基本的に「徒歩」に限られていたため、参加層は時間と経済に余裕があるごく一部に限られていました。

 

ましてや数か月単位で自宅を留守にして「巡礼」をするなど、家業をリタイアした「隠居」身分の者たちなどに限定されてしまいます。

 

ところが近代になって鉄道が開通し、郊外の神社仏閣へも短時間で訪れることが可能となりました。

 

これによって、従来江戸・東京の市街地で守られていたルール(方角や日取り)よりも、郊外への行楽を優先する志向が生じ、「正月に日取りや方角に関係なく、行楽ついでに郊外の神社仏閣に参詣する」という中身のあいまいな「初詣」が新たに成立したのです。

 

この流れに乗ったのが当時の鉄道会社でした。

 

郊外の有名社寺社への参詣客を各鉄道会社が奪い合う。

 

鉄道会社の集客競争が加わり、遠方の寺社への参詣は庶民の間でますます盛んになっていきました。

 

たとえば東京の南郊に位置する川崎大師は、いちはやく鉄道のアクセスを得たために、恵方や縁日といった参詣の機会にとらわれずに正月に参詣に訪れる人々で賑わうようになり、これが「初詣」と称されるようになりました。

 

元日の初詣の歴史は川崎大師から始まったのです。

 

さらに明治後期になると郊外の名刹に並行して乗り入れる鉄道会社同士の競争によって、初詣は娯楽性を高めながら賑わいを増していくこととなりました。

初詣では神社とお寺どちらがご利益あるの?

初詣は、現代ではお正月のイベント的な日本文化になっています。

 

わざわざ混雑している遠方の有名寺社に出向くことは現代では当たり前ですね。

 

このこと自体は、悪い事ではありません。

 

でもその前に、やっておくべきことがあります。

 

まずはあなたの住む地域の氏神さまや、もしくは菩提寺に詣でるのがなによりも先に行うべきことです。

 

そして、初詣に関して言えば、ご利益を期待するのではなく、神様仏様に、まずは感謝の気持ちを述べることが大切なんです。

 

『去年一年、平穏に過ごせたこと、困難があっても小難にしていただきありがとうございます。』

 

という気持ちが大事。

 

そして次に誓い。

 

目標を遂げるためにがんばります、という近いを神様仏様の前で立てます。

 

だからこそ、見守ってくださるし、ご加護もいただけるのです。

 

例えば、希望の大学に合格できますようにとお願いするだけではなく、「1日3時間勉強します」と誓う。

 

その積み重ねが成就に繋がるのですね。

 

決して他力本願ではなく、感謝し、自分も努力し、それを平穏無事に過ぎるよう見守っていただく。

 

これが大事です。

 

なので、何のご利益があるのか、ではなく、初詣は【感謝願い誓いを立てに行くことに意義がある】と思ってください。

 

そして、その願いが叶ったときは、必ずお礼参りに行くこと。

 

一方的にお願いする関係では、人と人との関係だって続きませんね。

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まとめ

という訳で、初詣は神社もお寺もどちらに詣でるのも、アリです。

 

そして実は、神社仏閣をごちゃまぜではしごするのも、アリ、なんですよ。

 

ただし、まずはあなたの氏神さまや菩提寺にお参りにいき、感謝の念を伝えに行きましょう。

 

真冬の夜は身体が芯まで冷えますから、あったかくしてお出かけしましょうね♪

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