国際女性デーっていつ?
毎年3月8日です。
女性の権利と世界平和をめざす『国際女性デー』として、世界各地でお祝いされています。
国連も『国際女性デー』を記念日の一つとして、女性の権利の獲得に向けたこれまでの歩みを祝うと同時に、そのために払われた犠牲に思いを馳せる日としています。
また、国連は、不平等に対して引き続き声を上げ、新しい戦略を発展させる日と位置づけ、毎年、国連が重点を置いている女性政策を国際女性デーと結びつけて展開しています。
国際女性デーの起源とは?
国際女性デーは、1857年にニューヨークで起きた工場火災で、就業時間を超えて働かされていた多くの女性たちが、工場の出口に鍵をかけられていたため逃げ出せず亡くなったことを受け、3月8日にアメリカ・ニューヨークで女性労働者が婦人参政権を要求しデモを行ったことに発します。
ニューヨークでのデモを受け、1910年コペンハーゲンで開催された「第2回国際社会主義婦人会議」で、参政権・母性保護・平和運動について決議され、ドイツの社会学者クララ・ツェトキンが「女性問題にかかわるあらゆる要求を国際連帯の下に取り組んでいこう」と『国際女性デー』を提唱、多数の賛同を得て採択されました。
国連においてこの日は、「女性の権利と平等のために闘う記念日」と位置づけられ、賃金・労働条件の向上を表す「パン」と、女性の尊厳、人権の確保を表す「バラ」をシンボルに、今も世界各国で様々な行動が展開されています。
その後、1975年に国連は「国際婦人年」に 3月8日を「国際女性デー」として制定。
現在は国際連合事務総長が女性の十全かつ平等な社会参加の環境を整備するよう、加盟国に対し呼びかける日となっています。
現在では、一般の女性団体・グループなども、この日を記念にした事業に取り組んでいます。
毎年定められるテーマ
国連は毎年、国際女性デーにはテーマを決めて男女平等に向けて取り組んでいます。
2019年のテーマは、「Think equal, build smart, innovate for change:平等に考え、聡明に構築し、変化に向けた革新を(仮訳)」です。
このテーマは、とりわけ社会保障制度や公共サービスへのアクセス、安定したインフラといった分野に着眼したうえで、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを促進する革新的な方法を重視しています。
イタリアではミモザの日として有名
イタリアでは3月8日の国際女性デーを『la Festa della donna (ラ フェスタ デッラ ドンナ)』と呼び、女性をお祝いします。
この日、イタリアの男性たちは、女性にミモザの花を贈ります。
わたしは数年前のこの日(3月8日)に、たまたまイタリア・ミラノにいる機会がありました。
この日は街中が黄色いミモザの花で溢れていました。
街のショーウィンドウも、フラワースタンドもミモザの花で真っ黄色。
すっごく綺麗でかわいい花なんだなと再認識したのを覚えています。
それよりなによりハッとさせられたのは、
パリッとスーツを着こなしたイタリアの伊達男たちが、無造作にミモザの小さな花束を持って片手をポケットに入れて颯爽と歩くその姿!
本当にかっこよかった!
なぜミモザなのか…
それはこの時期、誰にでも安価で購入できる花だからミモザが選ばれたということです。
まとめ
日本ではこの『国際女性デー』はまだあまり馴染みがないように思えます。
恵まれた国にいると、そういう感覚がマヒしてしまうのは否めません。
途上国における女性の権利や地位向上にもう少し心を寄せるのは、先進国の女性の義務だと思ってます。
同じ女性として、苦境にいる女性たちのために、せめて年に1回くらいは思いを馳せるためにももっと日本にも普及して欲しいなと思ってます。
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