年賀状アプリ、使いこなしてますか?
最近はアプリで簡単に年賀状を用意できて便利ですね。
でも、はがきを選ぶ段階で年賀はがきとか官製はがきとか、インクジェット紙とか銀塩プリントとか…。
使われている言葉がよくわからなくて困りますよね。
年賀状アプリを賢く利用するために、はがきの種類をまとめてみました☆
目次
はがきの種類
まずは日本郵便(株)から販売されているはがきの種類です。
はがきの種類
①通常はがき
②往復はがき
③郵便書簡
④くじ引番号付き郵便はがき
■年賀はがき(お年玉付郵便はがき)
■かもめ~る(夏のおたより郵便はがき)
⑤エコーはがき
⑥くぼみ入りはがき
⑦四面連刷はがき
今回はこの中で年賀状に関係する①通常はがきと④年賀はがきについて説明します。
通常はがきの種類と値段
■通常はがき(62円)
・切手の部分が「ヤマユリ」のデザイン。
■通常はがき【インクジェット紙】(62円)
・切手の部分が「山桜」のデザイン。
葉書の通信面に特殊なコートを施してあり、色鮮やかな印刷が可能。
■通常はがき【胡蝶蘭】(62円)
・切手の部分が「胡蝶蘭」のデザイン。
・寒中見舞いや喪中欠礼はがきに利用できる。
第一種郵便物と第二種郵便物のちがい
第一種郵便物とは、一般には封書のことを指します。
他には、定形郵便物、定形外郵便物、郵便書簡(ミニレター)、特定封筒郵便物(レターパック、スマートレター)などが該当します。
料金は、郵便物の重量で規定されています。
第二種郵便物とは、はがきのことでお年玉年賀はがきももちろん含まれます。
というわけで、今回は第二種郵便物のおはなしです。
ほかに第三種、第四種とありますが、ここでは割愛します。
年賀はがき(2019年版)の種類と値段
年賀はがきは、年賀状用につくられたはがきです。
特別にくじ引番号が付いています。
そしてなんと!2019年は新元号に改まる特別な年ということで、抽選日が2回あります!
1回目の抽せん日は、2019 年 1 月 20 日(日)です。
2回目は、ダブルチャンス賞と称して郵政記念日である4月20日(土)に実施されます。
2018(平成30)年用年賀葉書のデザインはこちらをご参照ください。
官製はがきとは?
よく聞く『官製はがき』という言葉ですが、これは一体どんなはがきのことなのでしょうか?
実は、現在では『官製はがき』は販売されていません。
なぜかというと、『官製』という言葉は、『政府が作っている』という意味だからです。
郵便局はほんの少し前までは郵政省が管轄する国の機関でしたが、郵政民営化により、現在は「日本郵便株式会社」という民間の企業になったため、「官製」ではなくなったからです。
かつて『官製はがき』と呼ばれていたはがきは、現在では日本郵便株式会社が販売する『郵便はがき』となりました。
なので官製はがきと郵便はがきは同じものですが呼ばれ方が異なるだけ、ということです。
そういう理由で、現在では官製はがきは存在しないものとなります。
ちなみに私製はがきというのは、切手を自分で用意して貼って出すはがきのことです。
はがきのサイズ・重さについて
はがきとして送ることが出来るサイズは、短辺が9~10.7㎝で、長辺が14~15.4㎝のものです。
重さは、2g~6gです。
インクジェット紙とは?
印刷をするのに使うプリンターは現在、主に使われているのは「インクジェットプリンター」と「レーザープリンター」の2種類のタイプです。
インクジェットプリンターは、粒子化したインクをプリンター用紙に直接噴きつけて印刷をするプリンターで、解像度がレーザープリンターに比べ4倍ほど高いので、色味の再現性が高く写真印刷に適しています。
そんなわけで、写真を使うことが多い年賀状にはインクジェット用のはがきが用意されているんですね。
そんなインクジェットですが、インクジェット紙とインクジェット写真用はがきがあるのをご存知ですか?
インクジェット紙
インクジェット式プリンターを使って印刷がしやすいように、はがきの印刷面に専用のコーティングがしており色鮮やかな印刷が可能。
ただし光沢はないので、多少ぼんやりした感じになります。
インクジェット写真用
インクジェット式プリンターで写真が綺麗に印刷できる用紙。
光沢があり、本物の写真がそのままはがきになったような見た目です。
銀塩プリントとは?
『ぎんえん』プリントと読みます。
わたしは『ぎんじお』かと思ってました(笑)
上インクジェットのような印刷とはプリント方式が異なります。
プリント方式は大まかに2種類に分けることができ、それが「銀塩プリント」と「印刷」です。
銀塩プリントは、紙自体に発色する薬品(乳剤)が直接塗られており、印刷は紙にインクをのせてプリントしているので、写真の美しさは銀塩プリントの方が上なのです。
まとめ
とりあえず、これだけ知っていれば年賀状アプリのはがきの違いを理解できる…はずです。
ぜひご参考になさっていただき、写真付きにするかしないかで適切なはがきを選んでくださいね♪
素敵な新年を迎えるために、素敵な年賀状ライフを☆
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『通常はがき』は、切手を貼る部分にそれぞれ「ヤマユリ」「山桜」「胡蝶蘭」の図柄が印刷がされています。
この図柄の印刷部分は、切手と同じ効力を持ち、【料額印面】(りょうがくいんめん)と言います。
すでに説明したように、「ヤマユリ」は普通紙面で、「山桜」はインクジェット印刷用で分けられています。
「胡蝶蘭」は、普通紙面とインクジェット用の両方があり、いろんな用途に使えるはがきです。
特別に寒中見舞い用や喪中用として定められたはがきではありません。
にもかかわらず、郵便局で「喪中はがきください」と申し出るとほぼこの「胡蝶蘭」はがきを渡されます。
これは単に、喪中はがきや寒中見舞いのはがきを選ぶとき、胡蝶蘭柄を使用する人が圧倒的に多いため、「胡蝶蘭=喪中用」のイメージが定着しているというだけの理由です。
「胡蝶蘭柄」はほかの2つと比べると単色使いで落ち着いた印象のため、悲しみを表す喪中はがきや寒中見舞いに多く使われるのですね。
胡蝶蘭というと開店祝いなどの慶事に送られる花というイメージがありますが、実は真っ白な胡蝶蘭はお悔やみの場面にもよく贈られています。
胡蝶蘭はトゲもなく、水やりも少なくてすむ点においても、もらった遺族の負担が少ない花として弔事用に向いているのです。
慶事にも弔事にも用いることができる胡蝶蘭は万能なため、私製はがきで喪中はがきや寒中見舞いを送る場合も文章に添える花柄としてよく選ばれているのです。