サンタクロースのトナカイの名前や性別や正式な数は?赤鼻のトナカイとの関係

あなたはサンタクロースの乗ったソリを引くトナカイに名前があり、数も決まっていることを知っていますか?

 

テキトーに数匹いるわけではなくて、実はきちんとその存在が決まっているのです。

 

トナカイのことを英語でReindeer(発音はこちら)といいます。

 

いつもはサンタクロースの脇役的な存在のトナカイですが、今日は主役になってもらいましょう♪

目次

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サンタクロースの正体とは?

トナカイの話の前に、まずはサンタクロースについて簡単に振り返ってみます。

 

サンタクロースと言えば、クリスマスイブの夜に煙突から入ってきて、子どもたちが用意した靴下の中に、寝ている間にプレゼントを入れておいてくれるというロマン溢れるお話ですね。

 

そんなサンタクロースの原点ってあなたは知ってますか?

 

いろいろな説がありますが、ここでは最も有力は説でご説明します。

 

サンタクロースのモデルは、4世紀頃の東ローマ帝国小アジアの古代都市ミラ(現在のトルコ)に実在したカトリック教会の司教、聖ニコラウスだと言われており、それがなまって【サンタクロース】となりました。

 

ニコラウスについては次のような伝説があります。

ある日ニコラウスは、貧しさのあまり、三人の娘を嫁がせることの出来ない家の存在を知りました。

ニコラウスは真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から金貨を投げ入れると、このとき暖炉には靴下が下げられていたため、金貨は靴下の中に入っていたという。

この金貨のおかげで娘の身売りを避けられた。

この逸話が由来となり、「夜中に煙突から家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」という、いまのサンタクロースのパターンが誕生しました。

 

サンタクロースの特徴は、常に笑顔で「ホーホーホー!」と高らかに笑いあげる、白ひげを生やした太った人のよさそうなおじいさん。

 

白のトリミングのある赤い服と赤いナイトキャップ姿でおなじみで、白い大きな袋にクリスマスプレゼントを入れて肩に担いでいますが、現在サンタクロースと聞いて思い浮かべるこのイメージを作り上げたのは、なんと、あの、黒い炭酸飲料でおなじみのコカ・コーラ社なんです。

 

 

コカ・コーラ社が1943年に作った広告用看板に、サンタの絵と一緒に書かれていた”Wherever I go“というキャッチコピー。

 

”世界中どこにでも出かける”のは、サンタクロースだけではなく彼が手にしたコカ・コーラも一緒、という訳です。

 

そして、これを巨大な資本力と特有の広告戦略で全米へ、さらには全世界へと広げていった結果が、今の私たちが持っている、サンタクロース・イメージになったといえるでしょう。

 

さて、サンタクロースのおさらいは以上で、ここから主役はトナカイへ移ります。

サンタクロースのソリをひくトナカイたちの名前と数は?

サンタクロースのソリをひくトナカイたちの定位置というか順番は、ちゃんと決まっています。

 

先頭から、

 

①Dasher(ダッシャ-・突進者)

②Dancer(ダンサー・踊り子)

③Prancer(プランサー・威勢のいい者)」

④Vixen(ヴィクセン・口やかましい女)

⑤Comet(コメット・彗星)

⑥Cupid(キューピッド・恋の神)

⑦Donder(ドンダ-・雷鳴)※ドイツ語

⑧Blitzen(ブリッツェン・稲妻)※ドイツ語

 

この8頭の子たちが2頭ずつ列になってサンタクロースの乗るソリを引いています。

 

基本はこの8頭です。

『赤鼻のトナカイ』に登場するトナカイはどの子?

一番はじめに8頭のトナカイが空を飛ぶことが登場するのは、1823年に神学者クレメント・クラーク・ムーアが、自分の子供たちのために作った『聖ニコラスの訪問』(原題:A Visit from St.Nicholas 副題:The Night Before Christmas)という詩の中です。

 

その詩の中に、先述した8頭のトナカイがそれぞれ名前もついて初めて登場しました。

 

ちなみにこの『聖ニコラスの訪問』は、ムーアが自分の子どもたちに聞かせるために作ったものなので、8頭の名前もソリを引く順番もムーアが勝手に決めています。

 

では、あの有名なクリスマスソング『赤鼻のトナカイ』(原題: Rudolph the Red-Nosed Reindeer)で出てくるのはどのトナカイのことでしょうか。

 

実はこの8頭には入っていません。

 

真っ赤なお鼻のトナカイさんの名前は、英語の現代にも入っていますが、『ルドルフ』といいます。

 

ルドルフは、1939年に発表されたロバート・メイの著作『ルドルフ 赤鼻のトナカイ』で初めて登場します。

 

この『赤鼻のトナカイ・ルドルフ』なるものが現れた、その背景にある感動的な実話をご紹介しましょう。

 

~ストーリー~

930 年代の大暴落で世界中が恐慌にあえいでいた頃のこと、シカゴにあるモンゴメリー・ウォードという通信販売会社で宣伝用の原稿を書く仕事をしていたロバート・メイは、愛する妻エバリンと、生れたばかりの娘の三人で暮らしていました。

ロバートは安月給で毎日夜遅くまで働いていましたが、愛する家族がいるので、貧しい中でも幸せでした。

ところが、娘のバーバラが 2 歳になった頃から、妻のエバリンが時々寝込むようになりました。

癌に冒されていたのです。

治療費はかさみ、わずかな蓄えも消えていきました。

容体は徐々に悪化し、バーバラが 4 歳になる頃には寝たきりになってしまいました。

1939年の12月、皆がクリスマスムードに包まれていたある夜のこと、バーバラがぽつりと言いました。

「ねぇ、パパ…。私のママは、どうしてみんなのママと同じじゃないの?」

幼いバーバラにとって、母親が寝たきりなのはつらく悲しいことでした。

ロバートは思わず娘を抱きしめ、何かを言おうとしましたが、返す言葉がありません。

「みんなと違う…」

それは、ロバート自身も経験のある気持ちでした。

ロバートは子供の頃から身体が弱くて小柄だったため、随分いじめられてきたのです。

そして、級友のほとんどは大学に行ったのに、彼は貧しかったために進学できず、精一杯働いても借金まみれの生活を送っています。

同じような心の葛藤のある娘を何とか励ましたいと、ロバートは思いました。

たとえみんなと違っていても、みんなから何と言われたとしても、神様が自分を創って下さったのだから、いつか必ず奇跡が起こって幸せになれる、ということを伝えたいと思ったのです。

 

ーそこで彼は、娘のために即興でこんな話をしました。

 

むかしむかし、ルドルフっていう名前のトナカイがいたんだ。

ルドルフはね、世界でただ一頭しかいないトナカイ。

なぜなら、ルドルフには、すごーくでっかい真っ赤な鼻があったんだ。

だから、あだ名は『赤鼻のルドルフ』。

ルドルフはその鼻が大嫌いだった。

いつもみんなから馬鹿にされて、悲しかったんだ。

『どうして僕はみんなと違うんだろう』って、ずっと悩んでいたんだよ。

ところが、あるクリスマスの夜、サンタさんがいつものトナカイたちと出発の支度をしていると、突然、不思議な霧がたちこめてきたんだ。

とても深い霧で、ほんの少し先も見えないほどだった。

「これじゃ煙突が見えないよ」と、サンタさんは困ってしまった。

その時、突然ルドルフのことが頭に浮かんだんだ。

そう、真っ赤なお鼻のルドルフのことだよ。

ルドルフの鼻は、暗いところでもキラキラ輝く。

だから、サンタさんは、ルドルフを先頭にしたらいいって考えたんだよ。

9頭のトナカイが、ソリの鈴の音と共に空へ駆け上がっていくと、先頭のルドルフの鼻はますます明るくなって、真っ暗な空にまばゆい線をすっーと描いて消えていったんだ。

ルドルフのおかげで、プレゼントをもらえない家は一軒もなかったよ。

こうしてルドルフは、みんなから愛される一番有名なトナカイになったんだ。

そして、恥ずかしくて大嫌いだった真っ赤なお鼻も、今ではみんなからうらやましがられるようになったんだよ!

 

ーロバートは娘にせがまれて毎晩この話をしました。

 

そしてその年のクリスマスを前に、リバーとはこのお話をキレイな本にして娘にプレゼントしようと考えたのです。

 

貧しい生活でしたから、自ら紙とペンで手製の本を作り始めました。

 

途中、病気の妻に先立たれる不孝にも見舞われたロバートでしたが、クリスマスイブの夜には、愛する娘にルドルフの本をプレゼントすることが出来たのでした。

 

その後、ロバートのお話は『赤鼻のトナカイ』という題で出版され大ベストセラーになり、10年後の1949年には『♪真っ赤なお花のトナカイさんは~♪」でおなじみのクリスマスソングがベストヒットとなりました。

 

このお話以降、サンタさんのソリの先頭に赤鼻のルドルフが立ち、全部で9頭立てになったわけです。

サンタクロースのトナカイの性別は?

サンタクロースのソリ担当のトナカイさん達にはちゃんと性別もあります。

ダンサープランサーヴィクセンメスという設定なんですって!

 

サンタクロースのトナカイの性別を検証する

トナカイは雄(オス)か雌(メス)かについて現実的に考察してみたいと思います。

 

トナカイの雄(オス)は、春先に角が生え、秋から冬にかけて抜け落ちます。

 

したがって、雄(オス)はクリスマスに角がありません。

 

一方、雌(メス)は冬になると角が生え、春から夏にかけて抜け落ちるため、クリスマスの時期には角が生えた状態になります。

 

サンタクロースを引くトナカイには角がありますので、雌(メス)だということが考えられます。

 

しかし、巨勢された雄(オス)のトナカイの角はクリスマス時期でも残っているものなので、結論的にいうと、サンタのソリを引いているのは、

 

雌(メス)のトナカイ

 

もしくは

 

巨勢された雄(オス)

 

ということになります。

 

はい、身もふたもない話でした…(>ω<。人)

 

まとめ

サンタクロースを引っ張るトナカイに名前どころか、こんなに深い物語があるとは思ってませんでした。

 

余談ですが、最近では毎年NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)が衛星レーダーを使って、サンタクロースの移動を調査・ホームページに公開、などというとんでもないことを行ってます。

 

茶目っ気たっぷりで、ホリデーシーズンの明るい雰囲気が反映されていますね。

 

みなさんも、よいクリスマスを♪

サンタクロースの一大事? (コージーブックス)

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